不動産学の魅力 明海大学 不動産学部 第22回 新型コロナと建築物の換気 平時から必要な空気の質の改善
住宅新報 2024年10月15日 号 7面
2020年、新型コロナウイルスのパンデミックが発生したことにより、日本国内においても建築物の使用に際しては窓を開けて換気を行う「自然換気」が奨励された。現在、新型コロナは5類感染症に移行されており、それに伴いあらゆる感染対策が緩和されて建築物の自然換気をやめる施設が増えたが、これについて疑問を持っている。
19年以前には存在しなかった感染力が極めて高いウイルスの存在を前提として、建築物を安全に使用するため、必要に応じて対策を継続すべきではないだろうか。そこで、建築物を使用する際における新型コロナの感染対策について私が思うところを述べてみたい。
建築基準法では、換気について一定の基準が定められている。それを踏まえて新型コロナの流行初期からあらゆる場所で窓を開ける自然換気が推奨された。ウイルスに対する換気の重要性について認識できただろう。現在は5類移行により自然換気をやめる場所が増えたが、感染症法の分類ありきではなく、ウイルスの特性に着目したより明確な根拠が必要だと考える。























