古民家宿の物語 日本全国リノベーション 84 埼玉県秩父市「民宿すぎの子」(上) 築300年合掌造りの藁葺屋根
住宅新報 2024年12月10日 号 15面

現存する庄屋の家
昔の世界がそのまま残る「民宿すぎの子」は、敷地に一歩足を踏み入れるだけで別世界へと誘う。築300年の合掌造りの藁葺屋根の家で、江戸時代のころは庄屋の家として栄え、地元でも有名な家柄だった。
庄屋の身分は百姓でありながら有力な豪農で、1階にはこの家で一番偉い人が居る「当主の間」があり、屋敷に門を構え母屋に式台を設けていた。着衣や履物も特別なものを着用していたと伝わっている。当時は、組頭等の村役人がこの建物に集まり、年貢・村入用の割り当てもしていたそうだ。






















