「令和時代の賃貸ビジネス」 ~コンサルタント沖野元の視点~ 第66回 個々人が何者かを問われる時代になる
住宅新報 2025年1月21日 号 12面

先日、筆者が所属する(一財)日本不動産コミュニティー(J―REC)の毎年恒例のキックオフミーティングが東京駅前の会場で行われ参加してきた。J―RECは「全ての人に不動産の知識を」という理念のもとに不動産実務検定という資格認定制度を作って賃貸経営のノウハウを体系的に講座で教えている。さらに一定の資格を取得した人を認定講師とする仕組みをもとに全国各地で勉強会や認定講座を運営するコミュニティである。今回も全国から約100人の不動産実務検定講師が集結し、半日かけて課題や今年の運営方針についての報告等や意見交換があった。
筆者はJ―RECの設立総会にも参加しており、最初から講師として活動してきた。当初は不動産業界関係者からさまざまな批判的な声があることを耳にした。その中で「大家に余計なことを教えている組織」というような内容があった。昔から一部の不動産業者は知識のない大家を相手に優位な状態でビジネスをしてきた。それを邪魔するな、ということであろう。
しかし、ここ十数年で状況は大きく変わってきた。空室で困る大家が各地で開催されるセミナーやインターネットやYouTube等で容易に知識を得られるようになった。J―RECのやってきたことが求められていることであり間違いではなかったという認識が受講生の増加と共に広がってきている。






















