JSBCが調査報告会 断熱の医療費抑制効果分析
住宅新報 2025年2月25日 号 3面
メンタルヘルスへの有効性も
同協会では、住宅の断熱改修による健康への効果について、断熱等級の基準別に改修前後の健康への影響を調査し、非改修住宅との比較も含めた分析を継続的に行っている。これまでの研究では、適切な室温水準を満たす住宅が、特に血圧の数値への好影響をもたらすことなどが確かめられている。加えて、血中脂質や心電図の所見、睡眠、住宅内転倒などについても有意なリスク低減が見られ、国内外の医学誌において同調査に基づく研究論文も複数発表されている。
同報告会で、来賓として登壇した国交省住宅局の前田亮参事官(建築企画担当)は、「住宅における省エネ化は政府も課題視しており、4月からは新築建築物の省エネ基準への原則全面義務化も開始するが、断熱化を始めとする住宅の省エネ化は、国民にとってメリットを感じにくい面がある。そうした中、同協会の調査は10年にわたる長期・大規模なもので、健康に関する確かなエビデンスを得て具体的なメリットを示す効果があり、住宅断熱化を進める大きな力になる事業と認識している」と述べ、研究成果の周知による住宅省エネの推進に期待を寄せた。
























