大谷巌一の〝ピンチはチャンス!〟 逆風に帆を張るビジネスの創り方 イーソーコ取締役会長 大谷巌一 (聞き手・出村亜希子) 第12回 変化を追い風に未来へ歩む
住宅新報 2025年3月19日 号 3面

昨年、大谷に大きな転機が訪れました。長年、物流業界を蝕んできた長時間労働と高齢化、人材不足の中押し寄せた「物流2024年問題」という大波です。法規制の強化は経営が苦しい中小物流企業にとって大きな障壁ですが、一方で物流不動産ビジネスへの注目が急速に高まり、新たな可能性を切り開く契機ともなっています。
大谷はこの変化をチャンスと捉え、新たな業界の地平を切り開こうとしました。ところが、想定を超える速度で訪れたこの波は、危機にもなり得るものです。物流不動産ビジネスの成功には繊細なノウハウが不可欠であり、それを形にするためには「出島」となる合弁企業の設立が必要です。更に、企業の事情は各々異なるため、合併企業の設立は全てオーダーメイドでした。しかし、こうした従来の手法では、もはや時代の速度に対応できず、大波に飲まれてしまう可能性もありました。
そこで大谷は、物流不動産ビジネスの標準化への挑戦を決意。オーダーメイドの手法から、誰もが活用できるレディメイドの仕組みを構築する核として、物流不動産ビジネスの収益モデルを具現化する「三種の神器」を提唱しました。






















