物流不動産ビジネスと新しい人〝財〟戦略 「人」が生きる営業改革 イーソーコ総合研究所 代表取締役 出村亜希子 第2回 相互理解とリスペクト育む配置
住宅新報 2025年5月20日 号 3面

物流業界と不動産業界は、互いに対照的な文化を持っています。前者は現場主義で守りを重視し、後者は営業主導で攻めに強い――それぞれの業界に根づく文化や価値観はしばしば相反し、交わることが困難だとされてきました。実際に、社会人経験が長くなると「不動産出身者は物流現場を敬遠する」「物流経験者は不動産営業に馴染めない」といった固定観念にとらわれることも珍しくありません。しかし、その対照的な文化を融合させたのが物流不動産ビジネスであり、そこには多くのビジネスの種が眠っています。
両者の文化の隔たりを埋め、融合した文化を育む手段として、イーソーコグループはジョブローテーション研修を実施しています。新卒社員を中心に、物流・不動産の両業界、更に関連分野の業務を横断的に経験するプログラムです。これからキャリアをスタートする新入社員は真っ白なキャンバスのようなもの。どの業務も先入観なく吸収でき、最終的に他の業務を中心に手掛ける場合も、関連する業務を幅広く経験しておくことは大きなアドバンテージになります。
例えば、物流不動産の仲介・マスターリースの営業を主軸とするメンバーが、キャリアの早い段階で物流現場を経験すると、物流の視点から実際の建物の使われ方が分かり、物件選びのポイントを押さえることができるため、物件提案の精度が上がります。






















