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スタンダード会員限定昭和100年 戦後80年 節目 住宅・不動産業界 (7)中古住宅、売買仲介の変遷 ストックで次代を創造する

住宅新報 2025年7月1日 号 1面

総合
  • 昭和100年 戦後80年 節目 住宅・不動産業界  (7)中古住宅、売買仲介の変遷 ストックで次代を創造する

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 ストックで地域社会をつくる――。中古取引の重要性が増す中で、既存の不動産を生かす仲介業者が市場のメーンプレーヤーとなる時代が来た。我が国の住宅政策の方向性を示す「住生活基本計画」の変遷を見ても明らかだ。戦後の住宅難を解消するため、住宅の数の充足や広さの担保を求め、2000年以降は新築の品質確保、そしてストック活用の時代に進んだ。

 中古市場については1980~90年代に、住宅リフォーム関連の業界団体が多数設立された。例えば2009年設立のリノベーション協議会には不動産、ハウスメーカー、リフォーム業者が加わり、リノベーションに関わる事業者の連携体制が整った。同協議会は、優良な品質基準の普及と業界の健全発展の取り組みを推進し、更なる品質向上や省エネ性能への対応に乗り出す。〝新築以上の価値〟の提供を目指していく。

 17年には「安心R住宅」制度が始まり、多くの事業者団体が参画している。消費者の中古住宅に対する「不安」「汚い」「分からない」というイメージを払拭するため、耐震性や建物状況調査など国が定めた要件に適合する旨を表示するもので、安全・安心な取引の促進を目指す。制度の爆発的普及とは言いがたいが、消費者への差別化提案に用いる不動産事業者もあり、今後も戦略的活用の余地はありそうだ。

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