古民家宿の物語 日本全国リノベーション 112 山梨県甲州市「るうふ 蔦之家」(中) 地域の記憶に敬意を払う
住宅新報 2025年9月30日 号 11面

家主の想いを預かる
山梨県勝沼町に位置するその建物は、古民家再生事業を手がけるLOOOFによって再生され、1日1組限定の宿「るうふ 蔦之家」として2023年に生まれ変わった。
きっかけは、LOOOFが北杜市で手がけた宿「峡之家」の内覧会で、近隣住民が紹介してくれた一軒の空き家だった。紹介された物件は、かつて実業家が家族のために建てた昭和の住宅で、当時流行していた和洋折衷様式が色濃く残っていた。洋館を思わせる外観に、和室の間取りが共存するユニークな構造。家主はこの家に愛着を抱いていたが、年齢的に管理が難しくなり、どう活用すべきか悩んでいた。






















