古民家宿の物語 日本全国リノベーション 126 小川まちやど (上) 移住と「泊まる場所がない」現実への回答
住宅新報 2026年2月17日 号 11面

コロナ禍を機に都内から移住
共同代表の一人である中市里美さんは、住宅メーカー勤務を経て空間デザインの仕事に携わってきた。住宅や建築に関わる中で、「新築を建て続ける」住宅産業のあり方に疑問を抱き、古民家や既存建築をどう生かし次世代へつなぐかというテーマに関心を深めていった。日本民家再生協会の活動にも関わり、古民家の保存・活用に関する知見を積み重ねてきた人物である。
小川町との関わりは、同協会のイベントや町歩きがきっかけだった。地域の人々と顔見知りになり、折に触れて町を訪れるうち、コロナ禍による都市生活の閉塞感が中市さんに移住という選択を後押しした。築年数のある住宅に住み始め、生活の実感として町と向き合う中で、ある課題に気づく。






















