古民家宿の物語 日本全国リノベーション 128 小川まちやど (下) 運営の工夫と「地域インフラ」として
住宅新報 2026年3月3日 号 11面

暮らすような宿泊
宿泊者の多くは、いわゆる観光客ではない。登山や農業体験への参加者、町内イベントの来訪者、親族・友人を訪ねる人、地元住民の来客対応など、明確な目的を持った「滞在型利用」が中心だ。観光地化されていない小川町の特性が、客層に表れている。
運営面で特徴的なのが、宿泊機能を町と分散的に接続している点である。チェックインは観光案内所やコワーキング施設と連携し、鍵の受け渡しや町の案内をそこで行う仕組みを採用している。宿だけで完結させず、町の施設を介在させることで、宿泊者が自然と町に触れる導線をつくる。






















