空室率2カ月連続で小幅上昇 オフィス都心5区 賃料水準は26カ月強含み
住宅新報 2026年4月14日 号 1面

オフィス仲介大手の三鬼商事が4月9日に発表した東京都心5区(千代田、中央、港、新宿、渋谷)のオフィスビル市況によると、3月時点の平均空室率は2.22%となり、前月比0.02ポイント上昇した。上昇は2カ月連続。ただ、水準そのものは前年同月比で1.64ポイント低く、需給は引き続き引き締まった状態だ。平均賃料は坪単価で2万2302円と前月比333円、前年同月比1661円上昇し、26カ月連続の上昇となった。
空室率上昇の背景として、大規模既存ビルで成約が進み建て替えに伴う成約もあった一方、拡張移転に伴う解約や大規模新築ビル1棟が空室を残して竣工したことを挙げる。同地区全体の空室面積は、この1カ月で約2600坪増加したという。一方、既存ビルの空室率は2.02%と前月比0.02ポイント低下し、市場基調としては既存ストックを中心に底堅さが続いている。
地区別に空室率を見ると、中央区が2.87%(前月比0.10ポイント上昇)、港区が2.69%(同0.07ポイント上昇)となった半面、千代田区は1.35%、新宿区は2.65%、渋谷区は1.27%へ低下した。特に渋谷区は6カ月連続の低下で、都心5区の中でも需給ひっ迫の強さが際立つ。






















