古民家宿の物語 日本全国リノベーション 139 森の中の古民家宿小萩野 (中) 太い梁、川のせせらぎ。魅力を生かした宿づくり
住宅新報 2026年6月23日 号 23面
旅館業仕様に一部変更
建物は、現代の建築では再現できない重厚感を漂わせている。古民家ならではの高い天井や太い柱、昔ながらの木組みがそのまま残されていて、「昔の家に泊まる」感覚を強く味わえる空間だ。しかも山深い道路から、急斜面の私道を降りていくと、突然、視界が開け、古民家の母屋がたたずんでいる。野趣に富む環境とのギャップが印象的だ。
一方で、水回りやトイレなどは現代的に改修されている。開業当時、旅館営業の基準を満たすため、屋根も本来の茅葺きではなく新しい屋根材へ変更。宿泊施設として安心して利用できる設備を整えながらも、古民家本来の雰囲気は壊さないよう配慮されている。























