地下水利用の把握、是正促す 国交省検討会が提言
住宅新報 2026年8月25日 号 2面

国土交通省と内閣官房が設置した「地下水の適正な保全と利用に関する検討会」(座長・辻村真貴筑波大学教授)はこのほど、地下水の保全・利用のあり方に関する提言をまとめた。政府の「外国人の受入れ・秩序ある共生のための総合的対応策」(1月23日決定)を踏まえ、3月に設置された有識者会議。
同提言では、地下水採取を全国一律の考え方で把握し、周辺の地下水利用などに支障を及ぼす恐れがある場合に、行政庁が是正を求められる仕組みを早急に構築するよう提唱。具体的な制度について、法制化を含めて検討すべきだとしており、土地利用などの面で住宅・不動産業界にも一定の周知が求められそうだ。
背景には、半導体工場やデータセンター等の立地に伴う地域的な水需要の増加や、気候変動による地下水涵養(かんよう)量への影響がある。地下水採取を規制する条例のない地域も存在し、全国的な利用実態の把握に課題がある。























