明海大学不動産学部 不動産の不思議 学生たちの視点と発見 第29回 無電柱化による都市の進化 東京での取り組みに期待
住宅新報 2014年4月15日 号 3面
【学生の目】
街を少しでも歩くと、無秩序に立てられた形も大きさも不ぞろいな電柱が目に留まる。視線を上に向けると、電柱から無数に延びる電線類が道路上に張り巡らされており、街の景観を損なっている。また、歩道に立ち並ぶ電柱は、有効に使える道路幅を狭め、歩行者や車椅子の通行の妨げにもなる。地震や台風などの災害時には電柱の倒壊による事故や救急搬送が遅れるなど、防災性にも問題がある。
日本では電柱の乱立は当たり前の光景になってしまっているが、海外ではそんなことはない。国土交通省のホームページによると、無電柱化はロンドン、パリ、香港では100%、ベルリン99%、シンガポール86%とヨーロッパの主要都市はもとより、アジアの主要都市でも無電柱化が当たり前となっている。そうした中、東京は48%とこれらの先進都市に比べ大きく立ち遅れている。























