明海大学不動産学部 不動産の不思議 学生たちの視点と発見 第128回 公開空地がもたらす安全性
住宅新報 2016年4月5日 号 4面
【学生の目】
商業地域で防火地域に指定された敷地に建つ耐火建築物には、建ぺい率制限の適用がない(建築基準法53条6項1号)。東京都の商業地域は基本的に防火地域に指定されるから、指定容積率の数値が大きく、地価が高い高度商業地では建物を敷地いっぱいに配置する。収益性の高い1階の店舗面積を広く確保することが重要なポイントだ。そして、それが商業地の賑わいになる。
東京都中央区の銀座中央通り沿いはその代表である。そんな中で写真のビルがあった。間口いっぱいにビルが立ち並ぶ中で、他とは違い、建物が敷地境界線から後退している。側道側の人が行き来できる空間には植栽もあり、開放感がある。収益性をとことん追求する高度商業地で、敷地内に遊んでいる空間を設けることは不思議だ。
























