明海大学不動産学部 不動産の不思議 学生たちの視点と発見 第222回 屋根の力 街に欠かせない個性と存在感 武田亜輝士 不動産学部3年
住宅新報 2018年2月20日 号 4面
【学生の目】
初詣に向かう途中、ミステリアスな住宅が目に留まった。屋根のデザインがピラミッドを連想させるオブジェの様な住宅だ。さいたま市にある写真の住宅だ。近年ではあまり見ることがない、洗濯物を庭に干すように造られた昔ながらの戸建て住宅だが、屋根の形状は極めて個性的だ。屋根を尖ったピラミッド型にする理由が気になり調べてみた。
平面が正方形の建物に寄棟の屋根をかけると、通常の寄棟のような頂部に水平の棟木が存在せず、屋根の頂点が1点に集まる四角錐になる。このような屋根を「方形(宝形(ほうぎょう))屋根」という。寺院建築で用いられることが多く、五重の塔などのほか、六角形や八角形の仏閣でも用いられる。方形屋根は頂部が1点に集約されるため、強い印象を受ける。
























