記者が解説 住宅新報web週刊ニュース記事(2026/04/07〜2026/04/13)

Pick Up!
- 不動産協会・日建連、国交相に連携支援を要望
- 三菱地所、スマートホーム事業拡大へ 新会社設立
- 住宅ローンの金利リスクを整理
1週間のランキング・トップ10から記者が気になる記事をピックアップします。まずは4位の「不動産協会・日建連、国交相に連携支援を要望 建設費高騰・担い手不足で協議体設置へ(2026/4/9配信)」になります。建設費の高騰を受けて、工事費用が高すぎるという不動産業界側と適正な価格設定だとする日建連で異例の緊張状態が続いていました。建築費の高騰により、再開発事業やマンション開発といったプロジェクトが延期になったり、中止になったり、大幅に計画を見直すなどの影響が出ています。
こうした状況が改善されなければ都市の国際競争力強化や災害対応、環境問題への対応、良好な住環境整備に支障が生じるだけでなく、日本経済全体の成長力を損なうおそれがあると懸念を表明。そのうえで、建設業が持続的に役割を果たすには、発注者、元請建設業者、協力会社などサプライチェーン全体の関係者が課題認識を共有し、連携していくことが不可欠だとし、両団体が協議体を立ち上げるというニュースです。4位に上がったのは、速報の配信記事です。本紙4月14日に記事の詳細を掲載しています。
次に挙げるのが3位の「三菱地所、スマートホーム事業拡大へ 新会社設立(2026/4/9配信)」になります。住設メーカー30社と連携して外販を加速します。デベがスマートホームを主導するのは珍しく、これまではメーカーが独自提供するのが一般的でした。インターネットにつながる家電をスマートフォンで外部から操作ができるというIoT技術は、住宅メーカー、住宅設備メーカーが得意とする分野でしたが、そこに大手デベの三菱地所が本格参入したニュースになります。同社は2021年に指導させた「ホームタクト」事業を独立させて1月に法人させたもので、新会社名は「ホームタクト」です。契約戸数は2026年度に1万戸、32年度に20万戸を目指すということです。こちらも速報の配信記事になります。本紙4月14日号に会見の詳細と、新会社の代表取締役COOを「ひと」の欄で記事化しています。
最後に挙げるのは、6位の「住宅ローンの金利リスクを整理、リーフレットで啓発 国交省(2026/4/2配信)」です。日銀の利上げ姿勢を受けて、やはり金利に関するニュースに敏感に反応していることがわかります。足元では、長期金利は2%台半ばの水準まで切り上がっています。長期金利に連動する固定型の住宅ローンは、すでに上昇しており、不動産価格の高騰と相まって消費者にとってはダブルパンチといった環境になっています。今後は、変動金利に剣道する政策金利(短期金利)がどの程度のスピードが切り上がっていくのかに注目が集まっています。日銀が4月27、28日に開催する金融政策決定会合では、米国、イラン、イスラエルをめぐる中東情勢の悪化をどのようにとらえて動くかに注視したいところです。






















