記者が解説 住宅新報web週刊ニュース記事(7月14日~7月20日)

Pick Up!
- 東急不の田中新社長インタビュー マンションは将来的な資産価値も重視
- 東京建物が参画する東京駅前再開発「トフロムヤエス」の街区全体が完成
- 積水ハとパナGが全館除湿換気システムを共同開発
1週間のランキング・トップ10から記者が気になる記事を3つピックアップしていきます。
初めに、1位の「東急不動産 田中辰明新社長に聞く 住まいは『未来資産』(2026/7/14配信)」をご紹介します。4月に東急不の新社長に就任した田中氏へのインタビュー記事で、こちらはその先行配信版です。配信直後から異例のペースでアクセスが急増し、そのまま今週のランキング首位となりました。業界トップクラス企業の社長交代には常に高い関心が寄せられますが、東急不は直近でもマンション開発を始め、産学連携、Park-PFI、エネルギー関連など多岐にわたる事業について新たな動きを見せており、その動向には多方面から注目が集まっている様子がうかがえる結果でした。なお、詳細版の紙面記事は「東急不動産 田中辰明新社長に聞く 住まいは〝未来資産〟再エネ事業も強化(2026/7/21号)」です。先行配信版に掲載した分譲マンション事業に関する談話のほか、マンション管理、賃貸住宅、渋谷エリアの街づくり、再エネ事業について方針を語り、昨今の建築費高騰に対しても言及しているので、ぜひこちらも合わせてご覧ください。
次も先行配信版の記事となりますが、4位の「東京建物 東京駅直結の『トフロムヤエス』全体完成(2026/7/16配信)」を取り上げます。詳細版の紙面記事は「東京建物 東京駅直結の大規模複合施設 『トフロムヤエス』全体完成 25年間、地権者250人の再開発(2026/7/21号)」。同社が再開発組合の一員として参画し、地上51階地下4階建ての「タワー」などを擁する大規模再開発事業「トフロムヤエス」が街区全体の完成を迎えました。計画始動からこれまでに要した期間は実に25年という壮大な再開発で、東京駅前・直結という極めて希少な立地ということもあり、かねてから話題となっていた事業です。当然、オフィスフロアの引き合いも多いとの話で、近隣エリアのオフィスリーシングにも相応の影響がありそうです。同時に、商業フロアや大型会議室等により、東京駅周辺の更なるエリア価値向上も見込まれており、同街区及び周辺地域の動向は今後も引き続き要注目です。
最後は紙面記事から、10位の「積水ハウス×パナソニック 全館除湿換気システム発売 湿度制御で夏の快適性向上(2026/07/14号)」です。今年も〝夏本番〟といった気候になってきましたが、この時期は住宅・非住宅とも暑熱対策への関心が特に高まるタイミングでもあります。そうした中、積水ハウスとパナソニックグループが「除湿」に焦点を当てた新システムを共同開発、発売しました。近年は高断熱・高気密住宅の普及が進んでいるものの、屋内全体の快適性向上やカビ等防止のためには、確かに換気で取り入れてしまう「湿気」も重要な課題と考えられます。高温多湿という日本の夏の気候条件を踏まえ、高断熱は前提とした上で、「その更に先」を目指した取り組みと言えるでしょう。積水ハは、シックハウス対策として、比較的早い段階から室内空気環境の向上に取り組んでいることでも知られています。今回のアプローチも、そうした「住まいの空気の質」を高める努力の一環と位置付けられそうです。






















